ずばり、キエーロとは!?
- キエーロとは何でしょうか
- キエーロとはほぼ天然のちからで生ゴミを分解・消臭し、水とCO2、少量の有機物にして土に還してくれる ストレスフリーの新世代コンポストです。
- 見た目はこんな感じ(3年使った状態)

感情的に言うと魔法の木箱ですが魔法ではありません
- 黒土の中の微生物が、生ゴミというエサを①太陽の力(適度な温度)②適度な水分③適度な通気性によって細かく細かく分解してくれるというメカニズムです
キエーロの3大魅力ポイント
- ①生ゴミを出さない
- これまで週2回のゴミ出しが、生ゴミがでないので月1回になりました。この変化は大きい
- ②罪悪感ゼロ!?
- 使い切れずに傷めてしまった野菜、カビが生えてしまったチーズ、揚げ物油など、これまで捨てていた行為がキエーロの食べ物という意味に変わることで罪悪感が和らぎました
- ③自分にも、環境にもいい
- 生ゴミが出なくなりゴミ出しがストレスフリーになるだけでなく、生ゴミを焼却するときのエネルギー負荷の削減にもなるので、CO2の発生を抑えられる
- しかも生ゴミを分解すればするほど土壌中の微生物が増えて、炭素の固定化が進み、カーボンネガティブになる
- ※カーボンネガティブとは、CO2など温室効果ガスの排出量が、森林などの吸収量よりも少ない状態を指します
キエーロの使い方
日々の調理で発生する生ゴミを一次保管(発酵)させつつ、ある程度たまったところでキエーロに投入します。投入時の生ゴミが細かいほど分解も早く進むので細かくしておくことがポイント
- 我が家のキエーロの投入口は6箇所 前回いつ入れたかわかるように日付を一応入れています

シャベルが2個あると穴掘りが早いです(笑)

ザクザク掘る

我が家はかぼちゃの種を投入することが多いので掘ると芽がはえてたりします

推奨は20cmですが、私は安全率をかけて30cmくらい掘る(Q&A後述、箱型タイプ)

生ゴミを投入しました あらかじめ細かくしておきつつ、ここでもシャベルでざくざくする(傷つけて表面積を広げているイメージ)筋トレ?を兼ねて200回

容器に残る生ゴミを水で洗いつつ、お水もたっぷり入れます

いい感じになってきました

周辺の乾いた土でしっかり蓋をしてならします これでおしまい!
改めて私がキエーロにはまった理由
入社し研究所に配属され、最初のテーマが環境配慮型洗剤の開発でした
思えばそこからが私の「循環ライフ」の始まりだったのかもしれません
結婚し、ご飯も炊いたことがなかった私が家事をするようになり人生で生ゴミを何回だしたのか
週2回として 年間52週✕ 主婦歴(20年‐3年)=884回
にさんかたんそが、なんて考えたこともなかったですが 気候変動はまった無しの状況です
でも快適な生活は捨てがたい
床暖房もがんがんつけちゃうしエアコンもつける
キエーロのある暮らしは快適です
生ゴミが出ないってこんなに快適だったのかと
だから続けられているのだと思います
初期費用をかければ、あとは微生物と太陽と風と水が生ゴミを土に還してくれる※
※木箱なので耐用年数はあるようです 13年で底が抜けたという先輩がいらっしゃいます〜
自然のちから、恵みに感謝ですよね
キエーロを導入する方法
ここまでお読みくださりありがとうございます
キエーロを導入したいと思ってくださった方
もっとキエーロを知りたいと思ってくださった方
キエーロオフィシャルというサイトがあります
生ごみ消滅 | kiero official キエーロオフィシャル微生物のチカラで生ごみ消滅。「キエーロ」は土の中のバクテリアのための家です。特別な菌は必要なく、黒土1グラムの中に数億個のバクテリアがいて生ごみを分解し、ほとんど増えることはありません。続けて使っていくと、やがて栄養豊かな土になり、堆肥とし...
定期的に開催されているイベントにぜひ参加してみてください!
キエーロ Q&A
- キエーロはコンポストと何が違うのですか?
- 目的が違います。コンポストは堆肥を作ることを目的としますがキエーロは生ゴミを分解・消失させることを目的としています。従って、心配されるニオイや虫に対する対策もしっかり考えられています。副産物としてとても良い土ができ、園芸をされる方には一石二鳥という順番かと思います。
- どなたが発明したのですか
- 神奈川県葉山町在住の松本信夫さんという方です。かつては生活排水が直接海に流されていたこともあり、葉山はゴミ問題が課題でした。様々な創意工夫を重ね、今に至ったということです。自ら動き、作り、届ける。頭が下がります
- 戸建てでないと使えないですか
- キエーロは土の上に直置きする土置き用と底付きの箱型タイプがあります。ベランダ等では底付きタイプが使えます。おおよそ、 土置きタイプ:幅1010mm ✕ 奥行き570mm ✕ 高さ440mm 箱型タイプ:幅900mm ✕奥行き 300mm ✕ 高さ640 mm です。 微生物がしっかり働くためには十分な土や竹チップが必要なため、一定の大きさは必要です。お試しサイズもあるようですが、あくまで「お試し用」と思ってください。
- 一度にどのくらいゴミを投入できますか
- 100Lの黒土に対し、夏場で最大500g、冬場で最大280gが目安です。ただし設置環境にも寄るので、一概にはいえません。特に気温の低くなる冬場は投入量を調整する、一次発酵をなるべく進めるなどの工夫が必要かもしれません。
- ニオイや虫の発生、小動物が荒らしたりしないか心配です。
- ニオイについてはしっかり深く堀り、乾いた土をかぶせて蓋をすることで対策ができます。虫、小動物も同様です。ニオイを感じさせないようしっかり埋めて、早く分解させることが重要です。穴を掘った場所と違う場所をときどきかきまぜて土の中に空気を含ませることで分解が進みます。虫も循環者の一部と捉えられると達人・・、ただなるべく発生しないようにできるといいですよね。
- 一次保管(発酵)はなにで行いますか
- 蓋付きの容器が好ましいです。ニオイが残らず洗って繰り返し使えるものがいいです。ホーロー容器、オイルポット、ステンレスポット、キャニスターなど
- 生ゴミを出し続けて、土は増えないのですか
- ほぼ増えません。年間200kg生ゴミを投入して、100g程度というイメージです。
- なんでも投入できますか
- 生ゴミなら基本なんでも入れられますが、苦手なものもあります。 得意なもの:野菜、くだもの、肉、魚の内蔵・骨、お茶がら、揚げ油、煮汁 苦手なもの:肉の骨、貝殻、豆のさや、梅干し・アボカドなどの大きな種、玉ねぎの皮 卵の殻、カボチャの種なども分解に時間がかかりますが、「気にしない」という対策もあるかと思います!